Ep.2 水遊びの一番怖かった瞬間
前回に続き、子供が大好きな水遊びに潜むヒヤリハットです。
6歳児クラス15人でプール遊びをしていた時のことです。
私達保育士は緊張感を持ってしっかり監視しています。
始めはバタ足の練習、次に背泳ぎの練習をして
最後の10分間は自由時間で好きなことをして遊んでいました。
おもちゃで遊ぶ子、何秒間息を止められるか競争する子、ただ浮かんでいる子。
ある子どもがピンポンボールで水に沈めて水面に飛び出る様子を楽しんでいました。
ピンポンボールは大人の拳ほどの大きさです。
また他の子は潜っていた時に水を飲んでしまって、勢いよく水面に顔を上げました。
次の瞬間
水面に顔を上げた子どもの口にピンポンボールが入り
そのまま大きなピンポンボールを飲み込んでしまいました。
水を飲んで驚き、水面で呼吸をした時に
まさかのタイミングでピンポンボールが口に入り
そのまま飲み込んでしまったのです。
私達保育士も、あまりの偶然に驚きましたが
すぐに腹部を突き上げてボールを取り出し
大事には至りませんでした。
危険がないように大きなボールを選んだはずなのに。
普通に呼吸をしていたら飲み込むことはなかったでしょう。
ですが、水を飲んで焦り口も喉も大きく開けて呼吸をしたために起きた
恐ろしいヒヤリハットでした。
水遊びに限りませんが、子どもが遊んでいる時は
何が起こるか分かりません。
どうか水遊びに使うおもちゃは慎重に選んでください。
おもちゃが原因で溺死事故に繋がる事故がたくさんあります。
子どもはおもちゃがなくても十分に楽しめます。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。